ジャスティスリーグ エンターテインメントとしては楽しめます。
何しろたくさんマーベルヒーローが出てますからね。
場所は ゴッサムシティなので 架空ですが 限りなく現世と近く、近未来ですらない感じでした。
並行世界とでもいうほうがあっているよう。
ベン・アフレック バットマン
ガル・ガドット ワンダーウーマン
ジェイソン・モモア アクアマン
エズラ・ミラー ザ・フラッシュ
レイ・フィッシャー サイボーグ
ヘンリー・カーヴィル スーパーマン
の 6人で ステッペンウルフという 敵から地球を守るという マーベルのコンセプトに近いテーマの 安心してみていられるストーリーです。
ヒーローたちそれぞれが 独特の個性を持っているので ありがちな ぶつかりや 歩み寄りや 友情や 学園青春ものを ほうふつさせる 展開で
最強のヒーローだった スーパーマンが ・・・・
ネタばれになるので お話は 説明しませんが
キャスティングも まあまあだし、キャラの性格なども わかりやすく 人間ドラマ的なものもあって 感情移入できる 楽しめる作品でした。
何より、ガル・ガドットの ワンダーウーマンがお気に入りなので
それだけでも うれしく、知的で品のあるガルのえんじる真面目な ダイアナ・プリンスが いいでしたね。
今回、サイボーグのなりたちが詳しかったのですが
かれも 良かれと思った父親のせいで あのようになってしまいました。
マーベルのヒーローものは もともと アメリカのコミック誌から生まれてきていますが どのヒーローも ほとんど 本人たちの周りに 何らかの悲劇的犠牲をともなって ヒーローになっているように思います。
人間の性として 普通に暮らしてはヒーローになりえないのでしょうか。
ヒーローたちは普通に暮らしたがっているようですが 許されてはいないのです。
十字架を背負って生まれてきたっていうようなもので
きっと バックに キリスト教的な犠牲の精神とか もしくは 悪魔とやり取りして 超人的な 力を 得られるとか 其の場合 魂を犠牲にするパターンですし、
西洋の伝承にかかわるものが 影響しているように 思えます。
そして 見るほうも こんなひどい目にあっても みんなのために戦ってくれるヒーローにあこがれと尊敬のまなざしを向けるのですよね。
たかがコミックだったり、映画だったりしますが 背景に流れるものや 作者の考えてることの傾向などを想像したりして 大人な 楽しみ方もあると思います。
それにしても あの人が 一番強いとは。
結局、地球人だけでは もう防衛ができないということですよ。
あそこはゴッサムシティで 私たちの世界とは違うところなのは 勿論ですが
私たちも どこかの誰かに 突然襲われたら もうかなわないのかもしれないとふとおもいました。
ヒーローは実際にはいませんからね。
古くは ジュールヴェルヌの 宇宙戦争や トリフィド時代に書かれていたような こわいことに なることも 0ではないと 娯楽映画から ホラーまで 想像が 飛んで行ってしまいました。
ほかにもキャラが好きな方、特撮が好きな方、勧善懲悪ものが好きな方、いろいろに楽しめる作品と思いますが、
最後に 続編への序章が ありますので 室内の照明がつくまで まってから 席を立たれますように。
悪者の種は 尽きないのです。