我が家では 大昔のことになってしまった ランドセル選び。
といっても私立だったので 全員黒だったのですが。
自分のころは 昭和の40年代くらいで 男の子は 黒、女の子は赤というのが
、決まりごとのようになっていて 祖父母から送られたらしいランドセルを使用していました。
子供が気に入るだの気に入らないだの言わせてもらえない時代です。
最近はランドセル事情も グランマグランパ事情も変わって 欲しいものを子供は のぞみますし、買ってあげたい大人が 待ち受けているようです。
まちには 様々な色合いの カラフルなランドセルが それはそれは たくさん展示されています。
横浜に行ったときには 専門店も見かけました。


子供が少なくなっているのに大変なことです。
そこで 、価格もけっして 安価ではなく まして 6年間使い続けるランドセル。
途中で買い替えることなど ほとんどないので、 選ぶのは 新入学の時だけです。
通学している子供を見ていると、 私立は 学校の定めがあるところが多く、制服にそくした色合い。
私立の中でも私服のところもありますが、それでも 立教女学院のように 学校の紋章のついたものを使ったり、地味目の ものが多いようです。
ですが、普通の公立の小学校の子供たち。
それはそれはいろいろな色のランドセル。
それにほとんどの子供が 派手な 黄色い帽子を かぶっています。
帽子は 作業着風の青のところもありますし、地方ではヘルメットというところもあります。
色具合でいえば ヘルメットは白ですから いいにしてもあの 黄色い帽子は いくら交通安全といっても どうなのでしょう。
洋服というものは コーディネイトという 組み合わせを考えなければ 素敵に着こなせません。
TPOを考えるのも その辺のところです。
黄色い帽子は交通安全で 仕方ないかもしれませんので今回はあまり考えずにおいておきます。それ以外の服装というでかんがえてみましょう。
勿論和服は和服で かんがえねばならない組み合わせの 法則がありますが、こちらは 今では 通常着ではないので 通常は 洋服をきています。
そして、子供たちは洋服を着て人生のほとんどの時間を過ごしてゆきますので 洋服の着方を 覚えなければならないのです。
よく、子供の服は 動きやすく清潔の保てることのできるものであればよいとか
昔は言われていました。
ですが、そんな昭和でも 外出や冠婚葬祭時、または 通学でも 心ある親は 服装に気を配り、その気を配る習慣が 子供に伝わるように教育していたように思います。
服装で 人を判断してはいけないとも言いますが、実際はまずそこから判断してしまうでしょう。
そして、ごく一般的な組み合わせや センスのある色合いなどが ふつうかどうかの上に組み合わさって判断基準となっていきます。
そのことを 子供たちが覚えるために 普段の服装の組み合わせや 色合いなどを考えるのが 必要なのです。
勿論、美術教育などで 色彩感覚を付けると思うかもしれませんが、今の受験勉強の中で、美大をめざしでもしない限り そこに重点など置かれません。
そして、動きやすいとか、あらえるとか好きだとかで 服を着る習慣がついてしまいます。
実際、中高の間もそんな恰好で 過ごすとセンスは どうなるのか、しぜん流行を雑誌や 芸能人の服装とかで、追って 似合うものもルールもわからなくなるでしょう。
それでもいいなら別にいいとは思います。
けれど、 グローバルには 服装は 相手を最初に判断する際の大きな判断基準。
世界に打って出るなら 似合ったセンスの良いと思われる服装のほうが 得なことは 想像がつきます。
で、なぜランドセルからそこに来るのか。
ランドセルを選ぶのにも それが利用できるからです。
何しろ、6歳くらいから12歳まで毎日、夏も冬もしょって通学するわけですから、
通学ファッションとして 占める位置は大きいのです。
日本は 四季がありますので、 服装もほとんどは 季節に合わせて色が少しずつ変わります。その服装にずっと合うランドセルの色にするのか、それとも、本人の好みなどを入れてまったく ランドセルだけが とんでもなく目立つ色合いにするのかということが一つ。
前者であれば 黒もしくは 茶色、などでしょう。大人が かんがえればそうなります。
ランドセルが紫やピンクや黄色、水色などを選べば、もうランドセルは それは目立ちます。
でも 大人目線で見ると、その、大きな分量の色のランドセルについ合うものを
私などは考えてしまいます。
可愛いランドセルね!もいいでしょう。
それが例えば水色なら しょっている本人の服装は 紺を基調にしたリ、グレイでもきれい。トーンのあった青でもなんか なるかもしれませんが、水色のランドセルにピンクや 黒の服、または 黄色や赤や緑だったら どんな感じでしょう。
それでもいい方は どうぞ。でも決して今、その組み合わせでは センスがいい感じはしないと思います。
水色が好きだからといって ランドセル水色にしたら、服装の色に制約が 出るということを 子供にぜひおしえてほしい。
大人のハンドバッグの様には 変えられないランドセルです。
そしてまだ小さい6歳ころから大人と近いくらいの12歳くらいまで しょわなくてはならないことも考えましょう。
服装や体形も変わりますから新入生のときの好みだけで 決定していい物かよくよく検討してほしいと思います。
黒や茶のランドセルの場合は ほとんどの色の服装で、おかしなことにはなりにくい。赤ですと、中が紺などを着るときれいですが、それもインパクトがあるので 可愛く合わせるには 技が要ります。
そうやって、例をあげて おしえながら 通学服から 洋服を着こなす技を教えていけば後は 本人の好みなどを うまく導いてセンスの良い人に向けていけるのではないでしょうか。
写真に撮って眺めてみてもいいかもしれません。大人でもあまりにおかしい色合わせは あまりセンスが良いとはされませんし、訓練は早い方がいいとおもいます。
日本では子供は アメリカンカジュアルか大人のものをそのまま 小さくしただけの 服が多いようですが、子供の服は やはり子供にあったものがかわいらしく子供を引き立てます。
ヨーロッパ王室の子供たちの服装を見ればわかるとおもいます。
ずっとジーパンにTシャツやトレーナーやフリース、または ひっ借りやすい流行のチュールのついたスパッツやスカートなど 前者はまだしも後者等は危険なものです。
子供もいずれ大人になるということをよく考えて 着るということの教育もぜひしてほしいとおもいます。
洋服を着るようになってから 100年は立っているはずなのに まだまだ世界のまえで 恥ずかしい日本人の服装は政治家から庶民まで 多くあります。
勿論、世界中センスがいいとは言いませんが、先進国を名乗るなら服くらい着こなせるほうが 良いと思います。
可愛いランドセルではなく、センスのあるお子さんねと 思われてほしいものです。大人、よろしくお願いいたします。



