DCコミックスとマーベルコミックスが アメリカの漫画であると 最近、しっかりわかってきました。
子供のころから マイティハ―キュリーだの バットマンだのワンダーウーマンだのスーパーマンや ディックトレーシーなども 決して嫌いでは なかったけど あのスーパーマンに 代表されるキャラの書きかたがあまり好きではなくて コミック誌に 興味はありませんでした。
それが最近どんどん、実写映画化されると これは とても面白い 特撮を超えて CGがどんどん良くなり 面白い作品になっています。
ある程度漫画の元があるので 筋もまあわかりやすく 荒唐無稽なのは しかたがないとしても 勧善懲悪だけでもない 悩むヒーローが 描かれていたりして なかなか見ごたえがあります。
今回のアクアマンはたしかジャスティスリーグのスピンオフ。
で、異世界恋愛もからめた ストーリーで E.R.ハガードの小説のような おもむきもそなえた 海の物語。
場所は 地球ですが 未知の深海世界という設定ですから 宇宙ものと変わらない感じではありました。
クジラなどの見知った生物に混じって 出てくる 海の生物たちが ギリシア神話の 動く壁画を見ているように きれいです。
悪役の化け物系は これも 神秘的だったりおどろおどろしくて なかなかよい。
ネタばれになりますが 悪役のブラックマンタだけ、設定も姿もちょっと陳腐でした。
主役のジェイソン・モモアは けっこうくどい 容姿のキャラになっていて
コミカルに 演技もできますし、でも あまり、上手ではない感じです。
ニコールキッドマンはいつまでもきれいです。
ヒロインのアンバー・ハードは 赤毛の設定がきれい。
アリエルの影響か髪が赤くて 緑の衣裳なのが 海の世界のお姫様のていばんですね。
深海の住まいや 服装なども面白いですが 特にメカニックのデザインがわたしは好きでした。
だいたいタツノコプロなどのアニメの生物っぽいメカデザインが好きなので とても楽しめました。
世界の見え方や 色合いは アバターとにています。
ディズニーランドの子供向けのクラゲの乗り物にも似てました。
光の扱いや 海や水のナチュラルさや 風などの表現もよくて エンドタイトルを見れば やはりILMの作品でした。
ミステリアスな アクアマンですが 戦いの真っ最中に 一般人を助けたりと 忙しいのが いかにものアメリカンのヒーローもので ほほえましく、よしよしと思えてしまうところです。
ヒーローものの安心して見られる部分です。
残酷なシーンや 品のないお色気場面のほとんどない、 子供でも安心して見られる、ヒーローもの。
バットマンなどとはちょっと違う、明るい感じです。
一話完結と思いきや、 やはり これからへのプロローグぽい 作りになっていました。こんなふうにした以上は 絶対続きを作ってほしいですね。
神話のような雰囲気ですが、海洋汚染や 多様性なども しっかり盛り込まれた筋になっています。
見えないところに、なにか 迷惑をかけていないか よく 気をつけなくちゃと思います。
深海のイールという小説でもありました。
たかが漫画されど 映画。
そのなかから 色んな事を感じてほしいと制作者はきっと おもっています。
娯楽作品でも 見出すことは たくさんあります。
さらっと楽しむのも細かく分析するのも よし、映画の楽しみ方はいろいろですが
ご家族で みられるものと思います。