社会派映画製作で 有名なマイケルムーア監督の最新作。
コロンバイン高校事件や病院の腐敗などを扱った映画なども とても 話題になりました。
切り込みがするどいのでなかなか、 興味を惹かれるところです。
新聞の映画評などでもにぎわってていましたし、実はいままで ムーア作品は 映画館で見たことがなかったので 、近くのシネコンで 上映されていたので いってきました。
雨の火曜日の午後で 10人未満の人しか見に来ていませんでした。
内容は 今のアメリカの状況を 少し、さかのぼってせつめいしたり、 ネタばれになるので 詳しくは書きませんが 社会現象を憂えるどころか 彼の怒りが とても感じられるものです。
過去の独裁者にもふれたり、かと思えば アメリカの 良心ともいえる 若い人のことなども丁寧に みられて、 見ごたえのあるものでした。
でも、ハッピーエンドにはならない、いいこと悪いことがジェットコースターのように上がったり下がったりでてきて、見ているものの感情が それこそ揺さぶられる感じです。
2時間ちょっと、あっという間でしたが、 こういうことを映画にする人が いるのがアメリカのいいところ。
また登場人物も こういう人がいるから救われると思える人からこういう人が世界を 破滅させると思える人まで、いろいろです。
舞台はアメリカですが、けっして 他人事とは おもえない。
にた状況は日本の中でもあると感じます。
今知られている歴史よりふるい、超古代文明があるという説を私は けっこう、信じていますが、その超古代文明も 核戦争で 破滅してしまったとも言われています。
人類という生物は 破滅を繰り返しても、学ばずに同じ道を進む傾向もあるかとおもうと、 2度の大きな戦争をして、懲りない人類はまだまだ、 進化途上と思われます。
映画のなかではあらわされない、奥や裏のあることも感じます。
あれこれ疑心暗鬼になっても 何もしないで、長い物には巻かれろ的なのが 日本人の考え方では多いので、 一人から仲間を募って立ち上がるアメリカの人たちのチームワークは どんな育ち方をすればうまれるのか、 うらやましいですね。
やはり、 元が移民の国なので、 違う文化の人が力を合わせる必要があったせいかもしれません。
単一民族といわれ、 鎖国までしていた島国日本では なかなか難しそうです。
長く書くと、ネタばれしてしまいますので 今回はとてもみじかいくします。
でも、多くの人にぜひ見てほしい映画ですね。
学校で見に行くという感じではない部分もありますが、 子供たちには見てほしいと思いました。
大人と話題にぜひしてほしいです。