はじまりは昨年の秋すぎでした。
左腕の内側にぽつぽつが見え始め(表面はつるっとしてました)。
かゆくなる時にかくと、そのぽつぽつが浮き上がる。
首ののどの下あたりにも あせものようなものがでて かゆかったり赤くなったり。
馬油を付けたりモイスチャーローションや、ココナッツオイルなどをつけたりしていますが、あまり変わらずびみょうにふえていく。
12月の半ばに旅行に行って首にカードケースをぶら下げた辺りで、首がぐっと悪くなり広がって後ろくびや耳の裏などもがさがさしてきました。
腕は あいかわらず、ひじから手首の間で 広がったりかゆかったりしていました。
年明けて、余りに治りにくいので とうとう、皮膚科へ初めての受診で 旅先が中東で、でもイスラムのとこですから、全身おおっていましたのに、そのころから悪いというと一刀両断、”日焼けだね”
とおっしゃる。
エーでも冬ですがというと”冬でも焼けるんだよ”とのこと。
そしてリンデロンVGとかゆみ止めの飲み薬で 一週間したら見せてといわれ終りました。
でも、日焼けじゃないなーとおもっていたらあんのじょう、 リンデロンを付けると かえってひろがってくる。
もう 日焼けじゃしようがないと いくのをやめて、かゆみ止めの市販薬などで すごしていました。
長袖でしたので あまり気にしなくても過ごせたんです。
でも こんどは 右腕の内側に移動。左腕の外側を回って一周しそうないきおい。
かゆかったり、赤くぽつぽつがみえて、いやな感じの景色です。
皮膚科いったらと家族に言われ こんどは 女性の先生のクリニックへ。
看護師さんは親切に問診してくれましたが、先生は割とあっさりご覧になって
”湿疹ですね”とのこと。
で リンデロンはいまいちなことをお話するとじゃあとこんどは メサデルム軟膏。
中身はデキサメタゾンですから、似たようなものですが、今度は あまりに ひどいので しっかりつけてみました。
ひどく広がっていたので つけて悪くなったかどうかもよくわからない、1週間つけてちょっと軽くなったかとおもい、もう1週間つけてみると今度は 手首まで のびってきたり、首もあせもというより全体が あかくなったり、 変わりますがよくなるふうでもない。その後また見ていただいて もう少し続けましょうと 3回目に行きました。
これは 何か他の感染症とかカビではないでしょうかとお尋ねするも
”それはないですね。とおっしゃる。
”原因は何でしょうかとたずねると
心外なお顔をなさって
”湿疹の原因はね、わからないんですよ、症状が出たら薬、つかうしかないですね。”
えええ と驚きつつももうここでは これ以上なしとあきらめて 退室。
腕2本と首から最後は方のほうまで にたぶつぶつが出てたのに。
それもかゆくないときは 表面は何ともなくて皮膚の一枚したが ぶつぶつなっているんです。
これではらちが明かないと 自分はほとんど
御世話になっていないんですが家族がずっとかかっている 内科の先生にみていただきました。一応皮膚科も看板を出されていらしたし、何か内科的疾患もあるかもと思ったからです。
そこでは先生がごらんになって
”これは、ひどいね、どうしました?
と 行ってくださって、これは うちでは 無理だから、大きなところへ行きなさいと最寄りの大学病院あてに、紹介状を出してくださいました。
たまたま、そのあと 数日どうしても用事で いけないもので 予約が 10日ほど先になりましたが、予約を入れました。
その間も半袖になるのは 恥ずかしいくらいのすごいことに。
後ろ首は かさぶたやら、フケのように乾燥した皮膚が 落ちてくるやらで ずいぶんこまりました。
もともと、ふけしょうではないので、 ふけなどでたことはないのです。
耳の後ろもかさかさですし、ときに就寝中もかゆくてめがさめたりしたこともありました。
使う薬もしてステロイドはできるだけ避けて昔ながらのオロナインなんか塗ったりしましたね。実はオロナインは 少量の抗菌剤が入っているので カビ系にも何らかの効果があるかもしれないと思ったのです。それでも 何だか ひどくて
やっと大学病院にたどり着きました。
皮膚科の先生は 問診をいろいろなさって、 2件の皮膚科の状況を聞いたうえで 日焼けということもあるし、湿疹ではあるけれど、ふつうではないなあと 患部もライト付きるーぺでよくご覧になっていました。
こちらとしては 原因が何かわからないと、今後の対応ができないし、ステロイドが続くのもちょっと困るという希望をいって、先生もふつうの湿疹ではなさそうおだとおもわれて やっと、血液検査で、調べてもらうことになりました。
でも 一応出されたのは 種類を変えたステロイド。今度は ジフルプレドナートで、指の関節ほどの長さをしっかりたっぷり塗ってみてとのご注意付きでした。
そして1週間、なんとなく、腕は 収まりつつありますが、一部皮下のぶつぶつは 茶色っぽくなって体温が上がるとでてくる。
腕の外側は ちょっと悪かったところが白っぽくまだらに色が変わっています。
首は頭皮の下部分の生え際がまだ
かさぶたができたりしますし、前は日焼けの後のように全体が濃い目のピンク色にていました。
ステロイドを塗ってもあまり色が引きません。
かゆみはなくなりましたそして頑張って塗って、今日2回目の診察。
膠原病系をしらべて ほとんど数値は良かったそうです。
真菌などの検査は入れてなかったようでお話しには出なかった。実際この間5月らしい爽やかっぽい日が多かったから、症状もはっきりしていません。
ですが、首はルーペでよく見てくださってどうやら、これは毛細血管が拡張してしまったらしい。ほら、でました副作用です。
あららと思いましたが、言うわけにもいかず、先生が首にはもう塗らないようにと指示され頭皮の生え際は塗ることにして2週間後にお見せすることに。
原因がわからないねと残念そうでしたが、まだ見ていただけるので 良くなればしょうがないので 原因追及はあきらめるし、悪化すれば新たなる検査も培養もできるし、とりあえず クスリぬっときましょうじゃなくて本当に良かった。
ここまできてはじめてやる気のある先生に出あえた気がします。
女性の先生は患部、よく見ないし触りもしない、最初の男性の先生は 問診の中東旅行で 日焼けと決定。
大学病院の先生は よく見るし、さわってみるし、皮膚科ならそうするでしょうということを診察時になさいます。
開業医の先生は 患者が治らないほうがいいのかもしれない。でも達成感なくてもいいんでしょうかね?
なんだか、なおせば やったあと感じると思うんですが。
6年も大学で勉強してさらにインターンもして自分の病院かまえて、患者が 治らなくてもいいなんて。
だから、皆さん大病院に行きたがるんですね。
特に大学病院は 学生もいるし治らないと困ることもあるんでしょう。
病院つくる借金返さなきゃならないからずっと薬つかって通ってもらうのがいいと
思っているわけではないと思いたい。でも皮膚科命にかかわりにくいですからね。長く患っても死ぬことはあまりなさそうだし。
2けんまわって そうおもいます。
実は もう一軒断られてるんです。女性の先生に診てもらいたいとおもって
近所の女性クリニックが皮膚科の看板、出しているので 最初に行ってみました。そうしたら、受けつけの方が 小声で”陰部に症状ありますか?”と 聞いていらしたんです、”いいえ、腕と首です。と申し上げると”ごめんなさいね うちは そう言うところの皮膚しか診ないんです。”とおっしゃって終わり。で、日焼けの皮膚科に行ったわけなんです。
住んでいる最寄りの駅の周りに皮膚科は結構あるんですが 結局、口コミ診てえらんでいってもこの始末。
かかりつけの内科の先生が居なかったら、全身の毛細血管拡張させちゃったかもしれません。
とにかく、ステロイド使ってしまう傾向は何とかならないのでしょうか。
自分の副腎が心配です。
皮膚にトラブルを抱えて皮膚科に行かれる方々お気を付けください。
患者の副腎の健康は考えずにとりあえず、ステロイドがでます。
ネットでいろいろ調べていましたら、治療指針として真菌か湿疹かよく見極めつかないのでとりあえずステロイド出せというようなことが書かれていました。
これで悪くなれば ステロイド以外の治療を始めればいいというようなことでした。
患者は 迷惑ですよね。もし合わなければひどくなったうえに 副作用まで 呼んでしまうかもしれない。
それって患者本位じゃないんではと思ってしまいます。
ステロイドは広範な炎症を抑えることのできる良い薬ですが副作用は 出ることが多いので 有名です。
個人の許容量もわからないし、半年くらいしか使っていない私でも 毛細血管が拡張します、これも治るかどうかも怪しい。
先生を信用しないのもおかしなはなしですし、よく相談して うまく治る方向に無あって治療してほしいと思いませんか。
医大でお金を稼ぐほうほうでなく ぜひ治すことにトライする意気込みを教えてほしいですね。
大学病院は道具もそろっているし、検査もどんどんできますし、工夫して治療するすべを学んでほしい。
日本の医療は進んでいるといわれていますが、アメリカでは 毎年開業医は 開業医試験に合格しなければ 開業が続けられないので 勉強が必要です。
日本の医師は免許を一生一回とる試験に合格すればそのまま、ずっとア飲料を続けることができます。
たとえ知識が古くてもいいわけです。
このことを考えても日本中の医師の腕はどうなんだろうとおもいます。
ぜひ患者も賢くなって納得のできる医療を受けたいものです。
いまはインターネットなどで、情報も取れますし
結局は医師にとってもこのトラブルは 患者本人のものなのです。
自分の体は自分が知識をもって守らなくてはならないなと痛感します。
そして 信頼の持てる医師を探すのも努力がいるなとおもいました。
取り合えず、某大学病院の先生に感謝です。
こんなことだから日本人はみんな大病院に行きたがるのでしょう。
開業の先生の治そうという意思が見えにくいのではないかと思います。
皮膚科の流浪が 半年ほどで すみました。



