犬の健康管理の重要事項1―フィラリア予防の真実

最近のインターネットの発達で 多くの情報が世界中を飛び交っています。

その中で 正しいものを 見出すことがとても難しい。

ペットについても多くの人が 様々な サイトを作っています。

最近、みかけて とても 気になることが いくつかあったので 記事にしてみることにしました。

まずは

犬の怖い病気である フィラリア症のことです。

最近の犬は 長寿になったといわれて 老年病が増えているといわれていますが これはフィラリア症の予防法が 進み なくなる犬が 減ったことが大きな もととなっていることとおもいます。

予防法のない昭和後半くらいまで 多くの犬が フィラリア症を 発症して8歳くらいで なくなっていました。

私が 子供のころ飼っていた犬も やはり フィラリアで なくなりました。

1970年代のころでした。

フィラリア症というのは 犬フィラリアという線虫類の寄生虫で 蚊が媒介して移ります。

人間でも 人のフィラリア症というのが 南方では 風土病としてあります。

人のものと 犬のものは 種類が違います、ここでは 犬に限定しますので 犬フィラリアをフィラリアとして記載していきます。

正しくは 犬糸条虫といいます。症状が出ると犬糸条虫症です。

30cmほどの長さに成長する大きな虫で 犬の体内で 血管内(肺動脈がメインの場所)に寄生して暮らすのですが 寿命は5年ほどで 死んでしまうと そのまま肺動脈の末端まで 流れて行って詰まっていきます。  その死骸は溶けてなくなるが、幾匹もの 死骸が何度も同じ場所に流れ着いてくるので 次第にその場所の血管が 石灰化を起こして その血管が駄目になり 肺の中でのガス交換ができなくなったり、生きたままの虫もまた 数がふえれば 血管を狭め そこが満員になると 広大静脈などにまで 広がっていき 各種いろいろな症状を 引き起こすのです。

フィラリアの虫自体が 毒素を出すわけでも、栄養を 奪い取って しまうわけでもありません。

ごく物理的な ことから  腹水が出たり 心臓が 不全になって激しい咳がでたり、血尿になったりします。

移り方として 成虫を持っている犬の 体内で 卵胎生のフィラリアの親が 寄生している場所で ミクロフィラリアという 顕微鏡で みえるサイズの子虫を産みます。その子虫が 血管内を流れて 蚊が 犬の血を吸ったときに 蚊の体内にかいりこみます。

そこからが 映画の 怖いエイリアンの幼生のように 蚊の胃の中から マルピギ―管という臓器にうつり、その中で 過ごしてから マルピギ―管を破って(ほらほらエイリアンぽいですね)蚊の口に戻り 次に蚊が犬の血を吸ったときに 犬の体内に戻っていくんです。

そして まんまと犬の中に 戻っていって 最初は 犬の皮膚の中に2か月くらい潜んでいどうしながら成長して 大きくなったら血管に入って 大好きな肺動脈を目指すわけです。

まったくこんなに複雑な生態になっているなんて 寄生虫はすごいですね。

そして 今おこなわれている予防法は 蚊をつかって 入ってきた 小さな子虫が 皮膚の組織にいるときに 殺虫するという方法です。

この時期に 殺虫するのが 安全であるということで 予防薬は 1か月に1回つかって 、ひと月の間に 蚊から皮下に移った虫に効果があるので このような やり方になっています。

もしこれを おこたって 成虫になって 血管内に入ってしまった フィラリアには この 薬は効果がありません。

ですが、親からうまれて 蚊に移動する前の ミクロフィラリアには 効果があるので 、親虫が 犬の体内で 子どもを産んで 居ないかどうか調べるために 蚊の季節の前に 血液検査で 確認する必要があります。

ミクロフィラリアの大量死を招くと 犬に副作用が出ることがあるそうです。

以前は 毎日飲ませる薬が 使われていましたが 新しい薬が開発されて ひと月一回の投薬でも 予防できるようになりました。これは アフリカの人間用の線虫類の寄生虫に汎用されている安全な薬です。イベルメクチンといいます。

このイベルメクチンを発見した方は ノーベル医学賞をこの件で もらったのです。

犬よりアフリカで 人につかうほうが多いくらいだそうです。

 

そこで どのくらいの期間飲ませたらいいのかということですが 犬の住んでいる環境で 蚊をみかけたら その一月後くらいから はじめて 蚊の姿を見かけなくなってのひと月後まで 毎月飲ませると 予防が しっかりできるといわれています。何度も言うようですが

蚊から 移されたひと月分の虫を 皮下で やっつけてしまうわけです。

そして 蚊から最後に移された虫を 一月後にやっつけてシーズンは終わるというやりかたですね。

蚊がずっといるかもと思う方は 1年中飲ませることもできます。

以前の日本は 世界の中でも 犬フィラリアの蔓延国といわれていたくらいですが

最近は 予防が徹底して きて だいぶ減ってきました。

ですが グローバルな世の中になって 蚊も移動しますし、フィラリアのいる国からの 犬の移動もあったり、数少ないですが 地方では まだ 持っている犬もいますので 都会でも 感染が見つかることがあります。

それは、血液検査で わかります。

血液検査で ミクロフィラリアがいたら それからの処置を考えます。

予防薬で それ以上増やさないように 獣医師の下で 副作用の管理をしっかりしながら 薬を使います。

大型はまだしも 小型犬は 30cmの虫が 1匹でもはいってしまったらおおごとです。

でも 治療薬といって 大人のフィラリアを駆虫する薬は 危険です。

イミトサイドという薬は ヒ素をつかって 大人の虫をいっぺんに殺虫してしまうので、いっぺんに血管に 死骸が つまって 循環障害をおこして 大変危険です。そんなことにならないように

くれぐれも 子犬の時から きちんと 理解して予防することが大切です。

室内にいても 100%安全とは言えないとおもいます。

都会は 減りましたが 子犬は 地方で 繁殖されている場合も多いですし

ひと夏超えなくても 生まれた時期によって 蚊にさされれば 感染する可能性は ありますので。

きちんとした知識をもって 愛犬をきけんからまもって 長く楽しく暮らしてほしいものです。

 







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