最近、どういうかわからないのですが、私が 中高生くらいのころ、小話が けっこうはやって 、つまらない小話で けらけら いつまでも思い出し笑いまでして はしがころがっても おかしいのかほれ!と お箸を 転がされて また 笑い転げていました。
平和な時代でしたね。そんな くだらないこばなし、波長が合う方お笑いください。
1.魚釣り
あるところに 精神病院がありました(今では心療内科でしょうかね)。
院長先生の回診です。
院長”はい みなさん お加減はいかかですか?”と声をかけながら 一人一人と
言葉を交わしています。
みんな、 いかにもな 反応です。
この病棟の 患者は 比較的おちついて それぞれの 世界に はまっている人が多いのでした。
在る患者は 壁に向かって 演説をしているし、ほかの患者は かれにしか 見えない人と討論の真っ最中。
見えないキャンバスに 絵を描いている患者もいます。
院長は 一人の バケツに釣り糸を垂らしている患者に 声をかけました。
”00さん、 具合は どうですか。
どうです、結構つれますか?”
00”あんた頭がおかしいのかい 釣れるわけないだろ、バケツなんだから”
2.かみさま
ある、精神病院で 患者が 4人で議論をしています。
議論というより 自分が何者か 自己紹介をしているようです。
患者A”おれは 世界の王だ!”
患者B”誰が決めたんだ?”
患者A “知らない”すると次の男が
”俺は 大統領だ!”またBがたずねます。
”誰が決めたんだ?”大統領を名乗る男は 答えました。
するとBが ”実はおれは イエスキリストなんだ!”と 言い出しました。
世界の王と大統領が 尋ねます。
”誰が きめたんだ?”
すると、4人目の男が ぽつりと言いました。
”俺は 決めた覚えはないぞ”
3、あなたの番
広い荒野の真ん中に ある一本の道路にポツンと バス停がありました。
一人の女性が いつ来るかわからないバスを待っています。
車も全然通りません。
何もなく広がる原野のむこうに 見える明かりは 精神病院で 多くの患者が療養していると 聞いたことがあります。
こころぼそさに 身の縮む思いをしている 女性に どこからともなく 誰かの 叫ぶ声が 聞こえてきます。
”な なに?”と 声の聞こえるほうを見てみると とおくの 病院のほうから 何者かが 叫びながら はしってくるのが 見えました。
もしかしたら 襲われるのではと 女性は恐怖で 荷物も何もかも 放り出して
迫てくるものから 逃れようと 走り出しました。
荒野の中 家一軒ないし どこに逃げたらよいのかも わかりません。
無我夢中で 全速力で 走り続けます。
後ろから叫び声がだんだん 近づいてきます。
すると、足元の 枯草に足を取られて 女性は転んでしまいました。
石ころだらけの 荒れ地にたおれて 息も切れ、
”アアもう走れない、 殺されてしまう”と 涙が 流れます。
すると叫びながら はしってきた ものが 等々 そばまで 来てしまいました。
病衣をきて、髪ふりみだした、うつろな目をした恐ろしい男でした。
そして、おそれおののく 女性にその怪人は 声をかけました。
”はい、こんどは あなたが 追いかける番ですよ”
4 講堂
これは 私の 体験談です。
対してこわくないかもしれません。私は通っていた学校は 学生が いろいろな 役をすることがあって、学校の戸締りの確認などもしたものでした。
中学2年のあるとき、係だった私と高校の上級生2人と(私立で 中高一緒にいました)で講堂の鍵の戸締りに行きました。
600人ほど入れる 細長い建物で 前後の出入り口とガラスの窓が横についている長い建物でした。私たちは 前の入り口から入って、中から 窓などのカギを確認して 誰も残っていなかったのでまず 後ろのドアを中から閉めました。30年は立っている建物で 木造の平屋です。
昔風の真鍮のカギらしい鍵で ボタンロックなどではないのでそのカギでしか開けられません。そして もう一度前まで いって 出てから 前の入り口もしっかりカギをかけました。
そして 横を歩いて 帰ろうとしたら、講堂の中を まえから 後ろまで 誰かが スリッパでパタパタと はしった音が聞こえたのでした。
勿論、3人できいて 教室のほうへ 逃げ帰りました。
絶対、誰もいないのを3人で 確認していましたから。
その後、誰にも、そういいう話は聞いたことはありません。
今では 50年は 過ぎたその講堂、今でも使っているようです。
2 外反母趾
何もなかったし、見たわけでは 無いのですが いま 思い出しても 涼しくなります。
7年前に実家の母が 肝臓がんで なくなりました。
母はリウマチも患っていて そのせいか、ひどい 外反母趾でした。
歩くのに親指が曲がってしまって 力が入らないと よく 話していました。
2年ほど前 自宅の寝室で 寝ようとしていたら 急に母の外反母趾の足が 私の寝室の外にあるイメージが 浮かんだのです。
ピンクのパジャマの足首と ひどく曲がってしまった親指の母の外反母趾の足だけのイメージです。
何だか、怖くなって 無理やり、寝ました。
それから、 そんなことはないのですが 膝が わるくて かかっている 鍼灸院の先生が それは”足に気を付けろと いうことですね。きっと”と おっしゃっていました。
ちなみに、先生は なくなった祖母に耳元で 名前を呼ばれその時に息を耳に感じたそうです。
そっちのほうが 怖いですね。
おそまつさまでした。