今日、耳にした大事件―私と一部の方だけかもしれませんが。
最寄りの駅のそばのテナントビルにお気に入りブランドの ローラアシュレイが入っています。
そちらで 眼にしたことにびっくりしてしまったのです。
子供のころ、小学生の未来の夢の作文では デザイナーになっていた自分。
中学、高校くらいには 切り抜きを貼ったスタイルブックなど作ったりして、その中に、イギリスのローラアシュレイのドレスがあったのは 忘れもしません。
日本に入ってきていなかった、そのドレスが 結婚しのちの家族旅行でいったハワイのアラモアナショッピングセンターで 店を見つけて大感動。
のち何年か、楽しんで後、撤退し、がっかりして こんどは
海外通販ブームで 直接、イギリスに注文して届いたときの達成感。
のちに、日本に店舗が進出し、通販もはやりの波がすぎて できなくなり、あきらめとともに、 大きめの サイズを探して 高価になった物をそれでも 購入していました。
とちゅう、 創始者がなくなって、息子さんが あとを継がれて 服の雰囲気が だいぶ、変わってしまい、それでも、大人かわいいものを みつけて、購入していました。
でも、最近、色もデザインもしぶいなーと 思っていた矢先に
先日、32年間、ありがとうございましたという 看板が。
この ましたは どういういみ?と おもいつつも 何かの、記念のセールかと思っていました。
そして、今日の午前中にぶらりとよって 、カウンターの中が いやにすっきりしているなーと 立ててある小さい札をみたら、 全日本店舗はクローズしますと。
そりゃ、大変と、いくつか めぼしいセール品をもって、 お会計に。
”全店、日本では 閉店ですか?”
と、尋ねたら”そうなんですよ~”
と、私が
”じゃあ、昔みたいに 通販で 買わなくちゃならなくなるかしらね~”
すると
”どうでしょう? ロンドン店も閉めているので”
と。さらっとおっしゃいました。
これは、全店クローズということ???
もう、それ以上伺わずに、 店を出ましたが、調べてみましたが ロンドン店の話はまだ、みあたりません。
オーストラリアの店舗の採算が合わなくて あぶないという記事はありましたが あとは 国内の店舗の撤退の件で デパートで売れなかったとか、イオンが振るわなかったとかそのような 話がたくさんでています。
でも、本当にロンドンが ダメなら、どこかの企業が 助けでもしなければ もう終わりということでしょうか。
非常に非常にざんねんです。
そもそも、2代目で 雰囲気が変わったところで いまいちだったうえに
世の中にファストファッションが大展開して、誰もかれもが ファストファッション。
庶民はともかく、あの英国王室、王子妃のキャサリンさんまでが H&Mを お召しになる時代。
スペインのレティシア王妃は ザラがお好きとかで、それは ちゃんと、スペインですからいいですけど。
王室にもみてもらえないままに ローラアシュレイが消えていくなんて。
世の中消えたブランドはいくらでもありますが、今回は 本当に切ない。
皆がカジュアルかスポーツウェアを 着ている世界。
セレブと称する有名人が スェットスーツで出かければ どこでもそれが 良いことになってしまっていますし、ジーパンも労働着から デニム(後ろ上がりに発音して読んでくださいね)と 名をかえて、どこでも 着ていけるものになってしまっています。
世界は 変わっていきますから、仕方がないかもしれないのですが、 あの モスリンやチンツ、コットンローンに 特徴ある色使いの花柄の 布で作られた ふんわりとエレガントなドレスたちを 惜しんでなりません。
小さい女の子の スモック刺繍の 入った小花模様のワンピース、パンツや、カットソーも、スィートになりすぎずよかったのに。
うちに残った服たちが 宝物になってしまいます。
子供が 幼稚園に行っていたころの友人のお嬢さんが 何時も、素敵なドレスをイギリスから送ってもらって見せてもらったことがあります。
そのころ、”イギリスでは ガーデンパーティに着るんですって””と 聞いた覚えがあります。
今はないのでしょうか。
イギリスの田園風景に マッチする服だったように思います。
ジェンダーレスの世界にするなら、エレガントなものを 着るのは時代遅れなのでしょうか。
遅れた人でもいいなと おもいます。
だれかが 助けてくれるなり復活してくれることを 願ってやみません。
もしくは、まったくの勘違いであってほしいです。