老人ホームってなんだか不自由で暗いイメージがあって
子供のころ絶対入りたくないなんて思ってたことがあります。
実際、まだ入らずにいられる年ですが。
実際には夫の母親に入ってもらったことがあります。
そう、はいってもらったのです。
本人は嫌だったかもしれませんが認知症が進んでちょっと
家にいられなくなってしまったというお決まりのコースです。
夫は二人兄弟でそれぞれ仕事に忙しく、
長男の嫁だった私がホームを探したり、手配をしました。
たくさんのホームの資料をまずインターネットで探し、
ホーム選びのようなサイトから申し込んで、とりよせ そのなかから
義母に合いそうなところを探してゆきました。
まず、認知症なので介護度で入るはいれないがあります。
そしてその中で、環境的なもの、都会の街中かちょっと郊外で庭などがあるところか、うんと地方の広いところかなど。
後は体が元気なので楽しそうな催しがいろいろあるかどうかなど。
そして、いくつかにしぼって、各施設に見学を申し込み、自分で見に行きました。
この場合も、紹介サイトで簡単に手配してくれたり
担当が来て近県なら連れて行ってくれるなどという話もありました。
実際は自分でいけるというところを選んでいったのですが。
先行きに医療関係の充実度など、詳しく聞きたい部分、見たいところなどを整理してから、訪問します。
そして、いくつかの中から、家族の住まいからも近いところを選んで
入所しました。
ですが、認知症OKだったはずが、数年したら、ここではむりと
同じ、系列のほかの施設に移されてしまったのです。
新しいところは今まで歩いて行けていたところが、電車の乗り換えが必要な、距離で、駅からも15分ほど歩かなければならないところで
何より、とにかく入居者をリビングとかに集めて、そこでぼんやり過ごさせるようなところでした。
たいそうな入居金払った部屋も、いじったりして危ないと飾りも何も取った
殺風景な部屋になり、催しもほとんどありませんでした。
散歩が好きなので連れ出してほしいといっても、実際は言っていないようでしたし、
とても、好きでヘルパーをしているのではなさそうな中年の男性が、つまらなそうに、世話をしているのを見て結局施設を変えることにしたのです。
それも、とても大変で、新しく考えた施設のほうでも本人に会いたいといわれ
こっそり面会してもらったりして、いよいよ、買えると申し出たら
大変な猛反対、もう人質に取られたような感じで、結局お金もほとんど戻らず
方法の体で替えることができました。
老人ホームというのは変えねばならない事態が発生するとは
私たちは考えてもいませんでした。
きちんと最初、思った通りに世話してもらえると思っていたのです。
勝手に向こうの都合で施設を変えさせられるとは。
ありえないけれど本当にあったことです。
結局移ったところは家から電車とバスで2時間近く離れた近県でしたが
親切丁寧に世話してもらえ、92歳の長寿を全うしました。
安易に近いとか、きれいとかで選ぶのは危険ですし、
みんなかぞくのためにそれはいろいろ、検討するでしょうけれど
本当によくよく、調べることをお勧めします。
替えるとなるとかかるお金も大きいですし、認知症などはぐっと進んでしまうこともあります。
望むらくはいえで、最後まで過ごせる健康な老後がいちばんなのですが。
よく相談できる業者を見つけて手際よくたくさんの施設を賢く検討するのが大切です。
また、見学訪問の際に入所している方の表情を見たり、話しかけてみるのも
役に立ちますので、お試しください。