さあ、子育ての始まりは赤ちゃんがやってくることからですね、通常は。
少し大きくなった子供を里子で育てる方でない限り、白紙の人間がやってきます。
まあ、自分で製造したんですけど。本人はいろいろの可能性を秘めた存在ですが、
方向性に対する意思表示は非常に薄弱ですから、私たちが見つけて育てなきゃならないわけです。
母性愛が出ないとかお悩みの方もよくいらっしゃいますが、
自分に関していえば生んだだけじゃそのようなものは発生しなかったと思います。
母性愛についておっしゃる学者さんなどは自分の体験はおもちなんでしょうか女性の方は。
ですから、なんだか、生んだけど、かわいくなく感じてしまうと思って心配の方、私も同じでしたので大丈夫と思いますよ。
一応二人大人に育ちましたから。本当に妊娠中もそんなにかわいいとか感じませんでしたね、でも責任はありますから食べ物とかは注意しました。
そしていざ出産しました、割合初産でも軽い方でした。まあ そこはよしとして
先生が”はいっ”と私のおなかの上に長男を置いてくれました。
そのとき本当に正直、”エーやっぱり男の子かー”と思ってしまいました。
自分が二人姉妹なうえ、実家の系統が女系で、男の子にあまり関心がなかったのですねー。長男なのに。
親子で 数日入院していても なんだかおっぱいがうまく吸えない男とあまり機能性の良くない乳首の母親のペアなので 必然、チームワークもわるく、
ピコピコ泣いて、同室の方から”どうにかならないの”との、お言葉も頂戴し(大部屋だったので)ああ、初産で大部屋の大学病院はちょっと たいへんだったと後悔の1週間でした。
二人目の時は、女の子で個人病院の二人部屋で
おっぱいが足りなければ、ミルクのお変わりはどんどん、ナースコールでもらえるし、母子同室が昼間だけなのでとっても楽でした。
初めての出産の際は自分の体力や、授乳の具合などもよーく かんがえあわせて
病院や部屋も選ぶ必要があります。
病院で疲れ果てると家に帰ってから 大変で自分も泣きたくなってしまいます。
おっぱいにしても無理やり、母乳を絞り出したりするのは どうかと思います。
実は、私は遺伝的に乳腺が短くて、妊娠検診でも先生から
”はい、これは観賞用ですね”といわれてしまったくらい,機能の悪い胸なのです。
実の母も乳腺炎になって手術をしたくらいなので もう 初乳だけ絞って飲ませて あとはミルクに頼りました。
でもとても 健康な人たちです。
そこでこだわって 親子で泣いてるより、きっちりミルクでおなかを満たしてやって、安定した気分にさせた方がいいと思います。
”でない でない”と母が 悩んだり不安定になると赤ちゃんも安定しないので、はやくお互いになれて 生活のリズムを作る方へ行きたいですね。
ミルクだけで育つ子供もたくさんいますし、そういう私も母の胸トラブルで牛乳で育ったそうですが、ごく健康です。
赤ちゃんはおなかの中で外の音を聞いているとは言われていますが
私が見たところ、やっぱり 無地状態だったように思います。
これから 赤ちゃんと暮らすのに 振り回されないように頑張りましょう。
まず、大人側も生活のリズムを整えるが大事ですが、子供の成長に必要な事柄は、食べる、寝る、遊ぶが基本でそれにいろいろのおかずがだんだん、ついてきます。
最初は本人慣れない世界で 混乱してますから、うまく大人がリズムを付けてやることを考えました。
そこも両親で相談して決めましょうね。
生んだのは母でも父だって製造責任はありますからね。
私たちは子供は早く寝かせる方針でしたので(大人時間もとれますし)
家が職場だったので長男の時は7時にはベッドに入れました。
寝ていなくてもです。
電気も暗くして、寝る時間ということを知ってもらいました。
しばらく泣いたり、しましたが習慣になるとちゃんと寝てくれます。
夜泣きとかはまた別問題で起きてきますが。
とにかく 赤ちゃんは 親が習慣を決めてリズムを持たせる赤ちゃん使いになって
上手にあつかっていくのがお互いのためです。
最初は上手くいかなくても 頑張って成功すると
やっとこ、この人は自分がいなきゃ生きていけないんだとじんわり 母性愛があふれてきますよ。
ああ自分は 生物として正しく生きているんだと感じて 子孫を育てる使命感をい一瞬でも 感じられたらうれしいです。
でもその一瞬後には 放り出したくなるかもしれませんけどね。
とりあえず、白紙の人間であるマイベイビィ、 楽しく大きくなってもらうよう
試行錯誤の連続ですが 先へ進んでいきましょう。
その時は大変で涙しても、数年後は笑い過ぎておかし涙になれましたから。
そして 一つ付け足しですが おばあちゃまたちに悩ませられるのはやめましょう。
なんだかんだ言っても自分の子供ですから。特に私たちはプレデタータイプ子育て志望でしたから、あまりおばあちゃま頼りにはしませんでしたし、まあご意見も頂戴しましたが、申し訳なくも強気で自分たちのやり方でしてきました。
どちらの実家に対してもです。どちらかの子育て法に偏ったりすると
問題がもっと、いろいろ出てきたりします。
ですから、おばあちゃまたちも、ぜひ 聞かれたら教えてあげるくらいの距離感で
した方がトラブルは少なくて済むと思います。
全面的に頼る場合は上手く相談なさればいいのでしょう。
そこはわたしは未経験なので何とも言えません。
人間は他の哺乳類よりずっと成長に時間がかかります。
いろいろなトラブル満載の行く手ですが あきらめず、積み重ねて楽しみにしたいものです。