たまにはクラシック―昔はポップ

日本はクラシック音楽が 肩の凝る つまらない音楽というように 思われがちです。

学校でも やたらに 今時のポップな音楽が 授業で 使われたり、必須科目の ダンスが エグザイルだとか。

今時の学生が 家にいないので 伝え聞くばかりですが、いい意味の教養として クラシック音楽は 広まっていないように 思えます。

わたしは 3歳で ピアノをはじめて 小学校6年まで 続けても ソナチネにしか 勧めなかった 才能のな~い 子供でしたが 、ピアノで 左右を覚えたくらい

クラシック音楽は なじんだものでした。

勿論、歌謡曲も(昭和そだちなので)、グループサウンズも フォークもききましたし、はじめて小遣いで買った レコードは ビートルズのレットイットビーでしたから いわゆるポップも好きだったのですが

自分の習っているお教室の先輩の音大生などが ショパンなどを弾くと

格別に脳の違う部分が 反応したように思いました。

よく、小さい子供に ヘッドフォンで クラシックの名曲を聴かせると涙を

流すという話も 聞いたりします。

そんな名曲たち、ベートーベンや モーツァルトとか いろいろありますが昔は

とても あたらしい音楽だったのです。

そんな作曲家たちが 出るまえは 音楽は 宗教的なものしかなく

民謡とか小さい規模のものは あったかもしれませんが 多くの人たちが コンサートで聞くというようなことは 近代のことと思います。

宗教音楽は 庶民を 教会などに集めるために 作られていましたし、歌劇なども

多くは 階級社会だったころの 上流の楽しみのものであったようです。

今のように、どんなものでも誰でも聞けるのは 昔から かんがえれば とても

自由なことでしょう。

ヨーロッパは 文化を 楽しむことが しやすい 環境で コンサートも 多く、

やすい価格で入場できたり、子供も小さいころから 連れていくようです。

モーツアルトなどは 本人の時代では 今の先進ポップのように 扱われていたのですから、それを おもえば もっと たのしんで 聞けるのではないのでしょうか。

音楽は 音を楽しむと書きますが その字の通り素直に音を聞いて 居るだけで 良いのです。難しいとか かんがえず、音に ひたって みたら 自分の中で なにか 反応するものが あるかもしれません。

今日は 東京芸術劇場で東京ニューシティ―管弦楽団のコンサートに行ってきました。

最近は 音楽を聴くことが少なく、友人の参加するアマチュア中心の オーケストラとかを聞きに行くことが多く、久しぶりの プロのオーケストラでした。

ベートーベンの コリオランの序曲と シベリウスのシンフォニー第2番、と一番よかったのは 真ん中のラフマニノフのピアノコンチェルト第2番でした。

ベートーベンの最中から 不思議な音は感じていましたが コンチェルトでは 驚き。

ピアニストの干野宣大さんの 演奏も 素敵でしたが 特筆すべきだったのは その楽器。

亡くなったホロウィッツの 恋したピアノと称する、ニューヨークヴィンテージのスタインウェイのグランドピアノ。

以前、ドイツのベーゼンドルファーというのを聞いたことがあって あまりよくわからなかったのですが、今回は 驚きでした。

ある意味、魔的な感じといえるかもしれない。

低音部の響きが 深海から聞こえてくるような 妖しい響きがあるのです。

時代が時代だったら悪魔付きといわれそうな 宗教裁判されてしまいそうな いぶし銀の音。

高音も軽やかなんだけど 天からの音というより 妖精に笑われそうな 魅了されそうな音。

ピアノの楽器でこんなに おとが 違うなんて 実に実に 驚きました。

楽器は バイオリンのストラディバリウスがいいとか チェロの何とかとか

管でも良しあしがあるらしいですが ピアノのような大物のまして ブランドのスタインウェイの中でもいろいろ、あるとは思いませんでした。

拍手も鳴りやまず、演奏会中盤なのにも かかわらず ラフマニノフを 干野さんが 一人でアンコール演奏なさってその時の しんとしたホールの中に ながれた曲が 今日の超お得演奏と思っては 失礼でしょうか。

怖いばかりの滑らかさと、響きは 忘れられない経験でした。

東京ニューシティ管弦楽団の定期演奏会でしたが 琴線に 響く経験ができて

よい会でした。

たまの ライブのコンサートは やはり 演奏する方の積み重ねた思いが ときはなたれて 音楽と一緒に 迫ってきます。

どんなにCDが良くなっても こえるものが あります。

是非、機会があったら 演奏会にお出かけください。

でも 一つだけ 気になることが。

男性は 演奏者も指揮者も全員、燕尾服。

女性もブラックフォーマルで 演奏なさっていましたのに、オーディエンスのなかには、 ジーンズの方が ちらほら。

勿論、土曜の昼間ですから、大げさなことは 言いませんが やはり 演奏する方たちが最高の礼装なのだから、せめて もう少しきをつかって聞かせていただく方も礼を失しない服装にしたいなと思います。

わたしも別にスーツやワンピースなど着ていきませんでしたが 燕尾服をみて もう少しアップすればよかったと後悔中です。

ニットにギャザースカートでしたが。

服装のフォーマル度は 相手に対する 礼儀だということを 今の日本は 感じなくなっていますけれど、 ちょっと 大人感覚で 居たいと 反省です。

 



 


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