中高短大と エレベーターの学校に行っていました。
校庭がとても広くて 緑も豊か、芝生も広いものがありました。
季節ごと、きれいで 素敵ではありますが・・・・・
実は その庭木や芝生などの手入れは 皆生徒がしたんです。
そういうことを させて生活の勉強の一環だったんですがまあ、秋の落ち葉はきなども果てしなく、夏の芝刈りやしばかきや 結構な重労働をしてました。
その中でもほぼフルシーズンしていたのが雑草取り。
今思えば土に接して 良いとか思ったりもしていますが、ほぼ校内どこでも 映えている雑草を野草を守るため、除草剤など使わないので とにかく人海戦術でした。
そして、厄介雑草ちゃん、オオバコやハルジョオン、ヒメジョオン、カラスノエンドウ、狐の鉄砲、ちどめぐさ、などなどまだまだいくらもありますね。
そのなかでも、結構愛らしいが,根性のあるのが カタバミさんです。
クローバーのようなハート型の向いあったかわいい葉っぱと、黄色い小さい花が咲き、種が熟すとぽちっとはじけてゴマのような種を散らしたりするちょっと 芸のある雑草。
でも このカタバミさん、根っこでも増えていくんです。
細い狭い塀や道路の隙間などにもしっかりはえて 放っておくとどんどんふえて ランドカバー状態になって 他の植物がまけてきます。
芝生などでも大喜びで 増えますし、乾燥などにもとてもつよい。
地上の葉だけ むしっても 根が残ればすぐに元気になります。
可愛いけど、迷惑なカタバミさん。
学生のころはもうハンカチを地面に敷いて、ひざをついて、友人と誰が一番長く、根をつなげてとれたか、競争したほど。
最近は、 ツマグロヒョウモンの 幼虫用のスミレをプランターや花壇に そだてていますが、冬場は 地面の上になくなるので、空いている、スペースに直ぐに
カタバミさんがどこからともなくやってきます。
気が付くと、抜きますが、通りすがりなどでは しっかり抜こうとおもうと、手が汚れたりしますので 時間を作る必要があります。
そうしているうちにいいものを見つけました。
それは ピンセット。
ごく普通の安いもので大丈夫です、子供の実験や、手芸用などでもありますね。
先がちょっと大きめのほうが しっかりつまめます。
カタバミさんの中心部を しっかりピンセットでつまみ、そのまま先をグイっと土に差し込みます。
そしてゆさゆさっとふって 周りの土をくずすようにして、根を切らないようにずるずるっと、引き出すと面白いように 根がつながって取れました。
小さい草でもしっかりつまめるし、手も汚れにくく、力が集中するので うまくいきます。
けっこう楽しくつつっとしてしまいます。
根元に虫がいたり、ナメクジなどがついていたりすることも多いので 虫が苦手な方にもいいと思います。
ほかの草でもいいかもしれませんが、私はとにかくカタバミさんの撤去に使いました。
道具は 考えようで いろいろに使えますね。
カタバミさんにお困りの方どうぞお試しください。